BtoBにおける購買決定過程は複雑で、提示された商品/サービスの導入/購入をすべきかなどの判断者は複数存在している。今回は導入意思の決定過程が複雑なBtoBにおけるコミュニケーションのポイントを考える。
本連載(Wunderman's view)は、電通ワンダーマンが毎月配信する「ワンダーマン・ニューズレター」の内容を「ITmedia マーケティング」が編集したものです。
BtoBにおいて、見込み客を発見するためのアプローチを考えたいのだが、「商品/サービス導入の見込み度が高いターゲットがどこにいるのか分からない」「導入決定者が誰なのかが十分に把握できないので、どこにアプローチをかけたらいいものか」といった悩みをうかがうことがある。BtoBのターゲットは、そもそも、本来の自分の仕事に専念したいのであり、多忙を極めている、企業内での立場や役割があるなど、BtoCとは違い、ターゲットの心理状態に独特なものがある。そうした中で特に重要なことは、ターゲットは会社の組織の一員である立場にあること、導入決定過程が複雑で、提示された商品/サービスの導入/購入をすべきかなどの判断者は複数存在しており、1人で判断して導入に至ることが少ないという点だろう。そこで、今回は、導入意思の決定過程が複雑なBtoBにおいて、コミュニケーションを図る際の留意点を掘り下げてみたい。
第1回 最新国内メールマーケティング事情
第2回 メールマーケティングの課題――メールをきちんと届けるのは難しい
第1回 マルチチャネルキャンペーンの効率的な統合管理と実施事例
第2回 「売り上げに直結させる」ためのマーケティングデータ管理
第1回 「見込み客」が、「こっちを振り向いてくれる」瞬間を見極める
第2回 調査データから読み解くBtoB商材の導入検討に関する新事実Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.