「データ分析の結果をコミュニケーション施策に落とせない」「(データマーケティングが)思ったほど効果的ではなかった」といった声をさまざまな業種のマーケティング担当者から聞きます。彼らはなぜ、データを活用しきれないのでしょうか?
本連載(Wunderman's view)は、電通ワンダーマンが毎月配信する「ワンダーマン・ニューズレター」の内容を「ITmedia マーケティング」が編集したものです。
今まさに野球界では、国内外で今年最大の勝利をつかむべく熱戦が繰り広げられています(*2013年10月30日執筆現在)。少し古い話ですが、一昨年(*2011年)、米国野球界でデータ分析を採用したチームのジェネラルマネージャーを主人公にした映画がヒットしました(『マネーボール』:ベネット・ミラー監督、ブラッド・ピット主演)。「年棒の安い選手を獲得した場合、資金力の強いチームと比べて一勝するためのコストは低くなる。これは投資効率として考えると驚異的である」という考え方だったそうです。今や野球界に限らず、あらゆるスポーツ界で戦力データを分析し、投資効率(費用対効果)を高め、マネージメントに生かすことが、勝利をつかむための必須条件となっているのです(伝聞ですが、今年(*2013年)のパ・リーグ優勝チームも!)。
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