ユーザーが最も満足している「ポイント経済圏」はどこか。MMDLabo(東京都中央区)が調査を実施した。
スマホ決済やECサイトなど、生活のあらゆる場面でポイントサービスの利用が進み、独自の経済圏を築こうとする企業が増えてきた。そのような状況下で、ユーザーからも満足度が最も高い「ポイント経済圏」はどこか。MMDLabo(東京都中央区)が調査を実施した。
満足度の高いポイント経済圏は「楽天経済圏」が1位となり、全体の75.8%が「満足」「やや満足」と回答した。次いで「PayPay経済圏」「イオン経済圏」が74.0%と同率で並んだ。一方で、1月の調査と比較して、満足している割合が最も伸びているのは「Vポイント経済圏」となり、2.0ポイント増となった。
現在活用している共通ポイントについては「楽天ポイント」が57.2%で最も多い結果となった。「Vポイント」(40.3%)、「PayPayポイント」(39.3%)と続いた。最も活用している共通ポイントも「楽天ポイント」が最も多く、32.7%。続いて「dポイント」(14.3%)、「PayPayポイント」(13.7%)となった。
ポイント経済圏を「意識している」とした人は60.8%に上った。経済圏別で見ると、「意識している」と回答した人が最も多いのは「楽天経済圏」となり、43.1%に上った。
年代別で見ると、10代は「PayPay経済圏」を意識している人が最も多い結果に。一方で20代以降は「楽天経済圏」を意識している人が最も多く、特に40代以降では半数近くが「楽天経済圏」を意識していることが分かった。
ポイント経済圏を意識し始めたきっかけとは。楽天経済圏は「ECサイト」が最も多く33.2%に上った。また、PayPay経済圏は「QR・バーコード決済」(49.6%)、Vポイント経済圏は「ポイントカード」(39.6%)がそれぞれトップとなった。
調査は7月2〜7日に実施。予備調査は18〜69歳の男女、本調査はポイント経済圏メイン利用者を対象とした。有効回答は、予備調査2万5000人、本調査2500人。
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