唐突ですが、著者が音楽のデジタル化に接したのは高校生の頃で、かれこれ40年程前でしょうか。サンプリング技術や機械による自動演奏などなど、これらのテクノロジーは音楽制作の現場を変えました。そして、音楽配信などIT技術と結びついたことで、産業構造も変化しました。
偶然でしかないのですが、シンセサイザーという楽器の登場やアンプが真空管からトランジスタへの転換期を迎え、さらにはエフェクターやレコーディングテクノロジーがデジタルに変化していく流れを小学生時代から成長と共に経験できたことは幸運だったと言えます。欲を言えば、その時代にコンテンツの提供側に回ることができれば言うことなしだったのですが……。
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