第4回 企業サイトの運用を激変させるマーケティングオートメーションツールの衝撃体験【連載】BtoBマーケティングの極意!学びと実践の現場から(1/3 ページ)

学生と実務家という立場で書かせていただいているこの連載も4回目を迎えることができました。今回は特に、実務家の立場からこれまで続けてきた仕事の事や、最近話題にのぼることが多い「マーケティングオートメーションツール」について触れてみたいと思います。

» 2014年06月13日 08時00分 公開
[佐々木康彦,シーエムパンチ]

 展示会で獲得した名刺や企業リストへのテレマへの反応率と比べると、Webサイトからの問い合せへのフォローや、アクセス解析結果から訪問企業にアプローチした方が結果が出やすいという判断する経営者、事業責任者は少なくなりません。自社の商材についてゼロから説明するような、営業コストを負担する従来型のマーケティングと、顧客の方で事前に(他社も含めて)比較し、検討した上で問い合せをしてきてくれるインバウンド型のマーケティングでは、その生産性の違いを考えれば、経営者/事業責任者が、インバウンドマーケティングを今後取り組むべき優先課題と捉えているのは当然の流れだという気がします。「第3回 出遅れが致命的な結果にならないために――ますます重要になるコンテンツマーケティング」で簡単に紹介しましたが、現在は、営業を人海戦術に頼る時代ではありません。コンテンツがお客を生み出すインバウンドマーケティングは生産性が高く、これから進むであろう人口減少時代への対策という観点も含め、この手法を自社ナレッジとして確立することは、経営課題として重要なテーマと言えるかもしれません。

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