BtoBマーケティングにおいては1件の商談の背後にはいくつかの商談があります。背後に何の見込みもないまま、まったく新しい顧客を求めて営業するのと、関係するいくつかの案件を同時に進めていくのとでは、後の成果が目に見えて違ってきます。インサイドセールス、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングといったIT活用はこのようなスマートなマーケティング展開を支援します。
「第4回 企業サイトの運用を激変させるマーケティングオートメーションツールの衝撃体験」はマーケティングオートメーションツールを利用したBtoBサイトの運用がこれまでのそれとは違う次元に移行する可能性に触れました。このような例をはじめ、インサイドセールス、コンテンツマーケティングやインバウンドマーケティングといったIT活用を前提としたマーケティング手法を取り入れつつ事業を継続、拡大させていくのが今後のビジネスの大きな潮流になっていくと著者は考えています。
コンピュータの高性能化とITテクノロジーの進化によって開拓された事業分野は計り知れないものがあり、PaaS(Platform as a Service )を利用した事業者/ビジネスもどんどん登場している現状があります。用語が分らないという方には、スマホ登場から急速に普及したアプリビジネスであったり、ここ最近のクラウド基盤を利用したビジネスが多く登場していること考えていただくと分りやすいのではないでしょうか。
ただ、これらのビジネスは既存の重厚長大型のものに比べ、参加することへの資本障壁も少なく、デジタルの特性上、コピーすることも容易だったりするために、戦後の高度成長期のビジネスを創出した層がビジネス規模の小ささを過小評価するようなケースに出くわすことがあり、気になっています。
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