連載10回目となる今回は、カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバルの受賞作品を検証し、受賞理由やトレンド、そして今後の広告の在り方について考察してみたい。
今年も世界三大広告賞の1つ、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル(以下、カンヌライオンズ)が開催された。本年のカンヌライオンズの総エントリー数は3万5765作品、昨年比4%増で最多記録を更新した。日本からのエントリーも1093エントリーを数え、受賞式では日本出身のアーティストもパフォーマンスを披露した。日本でも、業界のみならず、一般の方々の間でも、注目度が年々増しているようだ。
オグルヴィ・アンド・メイザーは最多の155ライオンを獲得し、2年連続でネットワーク・オブ・ザ・イヤーに輝いた他、サンパウロ・オフィスはエージェンシー・オブ・ザ・イヤーを受賞。O&Mグループにとって特別のカンヌライオンズとなった(Ogilvy & Mather retains Network of the Year title at Cannes Lions 2013)。
さて、連載10回目となる今回は、受賞作品を検証し、受賞理由やトレンド、そして今後の広告の在り方について考察してみたい。
第2回 地域活性化で雇用創出を――アメックスの小規模店舗支援プログラム「スモールビジネス・サタデー」
第3回 スマートフォンで小額決済、割り勘機能も――ソーシャルバンキングサービス「Kaching」
第5回 消費者の行動変化を見極める――2013年のデジタルキャンペーン設計
第6回 データ・サイエンティストに学ぶビッグデータのマーケティング・イノベーション3つのポイント
第7回 モバイルが利用される“モーメント”を選び、“モバイルムーブメント”を起こす
第8回 ソーシャルメディアでムーブメントを起こす際の心得
第9回 ソーシャルメディアで人間性豊かなコミュニケーションを展開するために
第1回 拡張現実(AR)の背景と現状について――私はいかにしてARに魅せられたか
第2回 設計図のないビル工事 〜パッチワークでは結果は出ない〜
第1回 統計データから紐解くマーケティングの「デジタルシフト」
第2回 コミュニケーション戦略マップ――BSC各視点の因果関係を整理
第2回 「多機能/高品質なのに低収益」――間違いだらけの顧客中心主義から抜け出す
第1回 衰退する企業と躍進する企業、違いは「事業定義の仕方」にある
第1回 CMOが日本の組織に馴染まない理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.