従来のCRMは需要予測モデルであるのに対し、Social CRMはニーズ喚起モデルである。Social CRMについては前回のコラムにて紹介したので、詳しくはそちらをご参照いただきたい。今回は続編として、Social CRMに課された重要な目的の1つ「お客さまのネットワーク価値の最大化」について考察する。
マーケティング活動のROIを最大化するためにはソーシャルメディアの活用は必須である。また、昨今のマーケターの役割は、ブランドメッセージを届けることから、ブランドに好感を持つサイレントマジョリティの声を活性化することにシフトしつつある。その背景を受け、Social CRM=ソーシャルメディアを活用したCRM(Customer Relationship Management)に注目が集まってきている。
従来のCRMは需要予測モデルであるのに対し、Social CRMはニーズ喚起モデルである。Social CRMについては前回のコラムにて紹介したので、詳しくはそちらをご参照いただきたい(「第13回 Social CRMのアプローチを整理する」)。今回は続編として、Social CRMに課された重要な目的の1つ「お客さまのネットワーク価値の最大化」について考察する。
第2回 地域活性化で雇用創出を――アメックスの小規模店舗支援プログラム「スモールビジネス・サタデー」
第3回 スマートフォンで小額決済、割り勘機能も――ソーシャルバンキングサービス「Kaching」
第5回 消費者の行動変化を見極める――2013年のデジタルキャンペーン設計
第6回 データ・サイエンティストに学ぶビッグデータのマーケティング・イノベーション3つのポイント
第7回 モバイルが利用される“モーメント”を選び、“モバイルムーブメント”を起こす
第8回 ソーシャルメディアでムーブメントを起こす際の心得
第9回 ソーシャルメディアで人間性豊かなコミュニケーションを展開するために
第1回 拡張現実(AR)の背景と現状について――私はいかにしてARに魅せられたか
第2回 設計図のないビル工事 〜パッチワークでは結果は出ない〜
第1回 統計データから紐解くマーケティングの「デジタルシフト」
第2回 コミュニケーション戦略マップ――BSC各視点の因果関係を整理
第2回 「多機能/高品質なのに低収益」――間違いだらけの顧客中心主義から抜け出す
第1回 衰退する企業と躍進する企業、違いは「事業定義の仕方」にある
第1回 CMOが日本の組織に馴染まない理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.