第20回 An evolving species ――ウェアラブルで身体を拡張する【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション(1/2 ページ)

ウェアラブル・デバイスは、今後大きなシェアを占めてくるであろう。言い換えると、当面のデジタルトレンドの主流は、スマートフォンとBluetoothを介して接続されるウェアラブルデバイスだということだ。今回はこのウェアラブル・デバイスについて考察する。

» 2014年06月19日 08時00分 公開
[馬渕邦美,オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン]

 Appleの新しいウォッチ発売の噂、iPhoneのiOSの新機能としての健康管理アプリ「Healthbook」やGoogleグラスの発売など、この数年でウェアラブル・デバイスの進化が進み、2014年はさまざまなニュースが日々登場するようになった。

 現在、インターネットに常時接続するデバイスは、90億個から120億個と言われる。そして2020年までにはさらに飛躍的に成長して、300億個から500億個にまで拡大することが予測されている。これは、Internet of Things(IoT)と言われる新たなインターネットの進化で、“あらゆるモノをインターネットを通じて接続させ、モニタリングやコントロールを可能にする”というコンセプトで語られている。

 これらのデバイスの中でウェアラブル・デバイスは、今後大きなシェアを占めてくるであろう。言い換えると、当面のデジタルトレンドの主流は、スマートフォンとBluetoothを介して接続されるウェアラブル・デバイスだということだ。今回はこのウェアラブル・デバイスについて考察する。

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