今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。
今回、最も増加したのは4位の「Salesforce Marketing Cloud」でプラス115、次いで6位の「Adobe Experienece Cloud」がプラス98でした。
その他のブランドはおおむね軟調な動きで、ランキングにも変化はありませんでした。
今回は、リサーチとコンサルティングのVerified Market Researchのレポートから、MAにおけるクリティカルな課題の中である「統合の問題点」「顧客エンゲージメントの促進」「実装の複雑さ」の3つを取り上げます。レポートは以下のように述べています。
- 統合の問題点:主な課題の一つに、顧客関係管理(CRM)ソフトウェアやその他のマーケティングテクノロジーなどの既存システムとソリューションとの統合が難しいことがある。この統合には時間がかかるうえ、複雑になる可能性があり、潜在的なデータサイロ化につながりマーケティングに支障を来す可能性がある
- 顧客エンゲージメントの促進:自動化されたコンテンツが顧客に響き、エンゲージメントの促進を保証することが難しい場合がある。マーケターは自動化されたキャンペーンの関連性と効果を維持するために、継続的に戦略を改善する必要がある
- 実装の複雑さ:MAツールの導入は複雑で、業務プロセスやワークフローに大きな変更を伴うことがあり、企業が導入に消極的になったり、効果的に運用できなかったりすることがある
出典:Marketing Automation Market Size And Forecast(外部リンク/英語)
導入や実装の複雑さはMAにおける課題の中でも特に大きいのではないでしょうか。
国内では、MAの運用を外注するケースも多く見受けられますが、社内でナレッジを蓄積しにくいなどのデメリットがあります。社内リソースと外部とのバランスを考える必要があるでしょう。
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