企業PRにおいて、同業他社の情報発信について研究することは決して無駄ではありません。しかし、アテンション獲得戦争の中で、同業他社だけをライバルに設定した競争は、ひょっとしたら勝者のいないゲームかもしれないのです。本当のライバルを見極めること。まずはそこから始めるべきです。
アテンションエコノミーという言葉が流行したのは2006年ごろだったでしょうか。人々のアテンション(=注目の量)は限られているのに、その対象となる情報の量は増え続けており、情報同士による注目の争奪戦のような状況が起こっている、というような意味で理解されていることが多いかと思います。
第19回 商品名/企業名が詰め込まれた見出しはクリックされない!?
第18回 「感情」「議論」に「真似」「体験」、「俺カッケー」でチェックせよ――PR戦略を成功させるコンテンツの生み出し方
第17回 ルフィはどこに行った? ソーシャルメディアで感想を引き出す〜『ONE PIECE』キャンペーンの秘密
第16回 読者無視の時代は終わった〜ソーシャルメディアによりもたらされた読者重視のパブリシティ活動〜
第15回 「メディア」から「トピック」基点のPRキャンペーンへ――ほっぺをなくした「くまモン」はなぜ話題になるのか?
第14回 10〜20代の情報拡散事情――無視できない2ちゃんねるまとめサイトの影響力Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.