従来のパブリシティ活動では情報が届きにくいと言われる10〜20代。「情報流通構造調査」の結果を見ると、従来型のメディアに加えて、2ちゃんねるのまとめサイトにもそれなりに配慮すべきであるように思えます。
筆者が在籍している電通パブリックリレーションズ(電通PR)では、2009年から「情報流通構造調査」と称した調査活動を行っています。これはインターネット上でどのような情報がどのような経路をたどって伝播/拡散しているのかを調べるもので、5回目となった2013年に、はじめてその内容の一部を公開しました。
その内容は電通PRのWebサイトにも掲載されていますし、いろいろなメディアで報道されている通りですので、ここでは深く取り上げないことにして、今回はこの調査を少し変わった視点から切ってみたいと思います。
第1回 PR業界人の悩み――成功パターンが崩壊したいま、僕たちが考えること
第2回 PRは「公共との良好な関係作り」
第3回 クチコミマーケティングを巡る残念な2つのこと
第4回 ステマかどうかなんて関係ない
第5回 ペイパーポストが「ナシ」な理由 〜成果指標と情報流通構造から考える〜
第6回 「ステマ」のカジュアル化がより巧妙なステマを横行させる
第7回 ソーシャルメディア時代の記事の「良い出方」
第8回 メディアは見るな、生活者を見よう〜インターネット時代における有能なPR担当者像〜
第9回 削除しようとしたとき炎上は始まる
第10回 間違いだらけの新任PR担当者研修
第11回 PRは広告の代わりにはならないCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.