PRとは何でしょうか? 「企業と公共との良好な関係作り」というのが正解です。しかし、PR業務未経験の新任担当者には、何のことやらチンプンカンプンでしょう。つまり、定義としては正解であっても、この定義をそのまま新任担当者に告げるのは間違いなのです。
新入社員の配属や人事異動などで、PRセクションにもPR業務未経験者が入ってきている頃かもしれません。この時期のPR担当者には、通常の業務に加え、業務未経験者にPRの基礎知識を伝授するという仕事が課せられます。
残念ながらPRというのは、企業で行われる他の業務や設置される機能にくらべていささかマイナーで、業務未経験者向けの研修では、PRというのはそもそも何なのか、PRという機能を一言で言い表すとどういう言葉に置き換えられるのか、といったところから説明しなければならないことが多いのです。
第1回 PR業界人の悩み――成功パターンが崩壊したいま、僕たちが考えること
第2回 PRは「公共との良好な関係作り」
第3回 クチコミマーケティングを巡る残念な2つのこと
第4回 ステマかどうかなんて関係ない
第5回 ペイパーポストが「ナシ」な理由 〜成果指標と情報流通構造から考える〜
第6回 「ステマ」のカジュアル化がより巧妙なステマを横行させる
第7回 ソーシャルメディア時代の記事の「良い出方」
第8回 メディアは見るな、生活者を見よう〜インターネット時代における有能なPR担当者像〜
第9回 削除しようとしたとき炎上は始まる
第10回 間違いだらけの新任PR担当者研修
第11回 PRは広告の代わりにはならないCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.