小川 御社では、オムニチャネル戦略をさまざまな角度から取り組まれていると思いますが、中でも最近リリースされた「ビックカメラ公式アプリ」は、どのような背景で構築されたのでしょうか。
堀越 いろんな要因がありますが、電波や活字がメディアとして非常に厳しくなっていることを課題として感じていました。そこで、必然的にネットに注目をしましたが、お客さまに対してメールを送っても、乱立した多くのメルマガの中で、そのままごみ箱行きになるのが現実です。結果として来店動機や購入動機になるかというと、結構厳しくなってきました。そんな中、スマートフォンが普及し、いろいろな可能性が見えてきました。
当時は「オムニチャネル」という言葉では認識しておりませんでしたが、アプリをうまく活用しながら、ECに誘導したり、店舗の情報を配信したりしてみようと、数年前から試行錯誤してスタートしました。
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