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» 2014年08月06日 08時00分 UPDATE

【連載】インターネット時代の企業PR 第23回:「ソーシャルリスニング」で分かること、分からないこと

PR担当者にとって、ソーシャルメディアの知識は「広報」領域のみならず、「広聴」領域でも十分に力を発揮します。今回はソーシャルリスニングの上手な活用の仕方をお伝えします。

[細川一成,電通パブリックリレーションズ]

企業の広聴活動

 PRには「広く知らせる=広報」という機能のほかに「広く聴く=広聴」という機能があることはよく知られています。実際には、「広聴部」という独立した組織を持つ企業はほぼなく、PRを担うセクションである「広報部」が広聴機能も備えている場合がほとんどのようです。

 この企業の広聴機能は年々重要視されるようになってきているようで、一般財団法人 経済広報センターが3年ごとに発行している『企業の広報活動に関する意識実態調査報告書』を見ても、PRセクションで担う業務として「社外情報の収集(広聴活動など)」を行っている企業は、2005年には41.6%だったものの、6年後の2011年には62.8%と、ほぼ1.5倍に増えています。

 具体的な広聴活動の手法として、グループインタビュー、デプスインタビュー、顧客アンケートなどがありますが、もっともメジャーなものは、報道状況分析でしょう。

 報道状況分析は、新聞、雑誌、テレビ、ラジオについて、自社の情報がどのくらい、どのように報道されたかをモニターし、その内容を分析する活動ですが、これは広報活動、特にパブリシティ活動の成果測定という意味も強いため、多くの企業で行われています。

 もちろん、対象を自社だけでなく、競合他社や業界全体に広げて分析を行う場合も多いでしょう。この場合、目的はパブリシティ活動の成果測定ではなく、次なる企業のアクションのための参考にする、ということになります。

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