実現を難しくしている主要因のもう1つとして、マーケティング部門内の活動であっても、アクイジションとリテンション間の最適な予算配分の設定が難しいという問題があります。顧客を軸に考えるということは、消費者が企業の顧客になり(企業側からしてみれば、獲得する)、継続的に情報を得て、再度何かの商品を購入し、やがてコアな顧客になっていき……といった、各フェーズのつながりを意識し、その中でいかに全体最適を図るか、ということでもあります。言い換えれば、全体最適のために、獲得のフェーズ、あるいは、維持、追加販売の各フェーズをどうバランシングしていくべきかを考えなければなりません。
第1回 最新国内メールマーケティング事情
第2回 メールマーケティングの課題――メールをきちんと届けるのは難しい
第3回 メールマーケティングと「ターゲティング」、実装のコツは短いサイクルで実践→検証→修正
第4回 キャンペーンマネジメント――メールマーケティングのレベルを上げる
第5回 キャンペーンマネジメントシステムの3つの用途
第1回 世界を見れば日本の現在位置が見えてくる
第2回 設計図のないビル工事 〜パッチワークでは結果は出ない〜
第3回 売れない原因を突き止める方程式
第1回 なぜ、今、インバウンドマーケティングなのか
第2回 インバウンドマーケティングの全体像を捉える
第1回 マルチチャネルキャンペーンの効率的な統合管理と実施事例
第2回 「売り上げに直結させる」ためのマーケティングデータ管理
第3回 リード評価とインバウンド対応オペレーション設計Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.