2011年5月、企業にとって「データ」の重要性がますます高まっていることを示すレポートがマッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)で発表された。このレポートをきっかけに「ビッグデータ」という言葉が注目され始めたと言われているが、IBMはその2年ほど前から、「ビッグデータによって、産業構造が激変する」と主張していた。ビッグデータそのものは、企業の基幹システムのデータである「支払い/決済データ」「(POSに代表される)商品購買データ」「Webサイトのアクセスデータ」などで構成されている。つまり、多くのビッグデータは以前から存在していたのだ。
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