2017年1月14、15日は大学入試センター試験が行われます。今回はこれに便乗……ではなく、受験生の皆さんの健闘を祈って、「学び」をテーマにした調査データを紹介します。
「知は力なり」とか「学びて時にこれを習う。またよろこばしからずや」とか、昔の偉い人に言われるまでもなく、勉強の大切さは年齢を重ねるほどに実感するものです。2017年1月14、15日の両日は大学入試センター試験が行われます。寒波襲来で雪の予報が出ている地域もあるようですが、受験生の皆さんには平常心で実力を発揮して「サクラサク」の報を手にしていただきたいものです(今どき結果発表を人づてに電報を使って確認することがあるのか知りませんが)。より良く学ぶには正しい情報源が不可欠。今回は調査まとめサイト「調査のチカラ」9万件超のストックから「学び」に関わる調査データをピックアップしてみました。
留学支援事業を展開する留学情報館は、ドナルド・トランプ氏の米大統領選挙勝利を受け、それによって米国留学のイメージがどう変化したかを調査しました。米国留学に関心のある200人が回答したこの調査では、米国留学について「以前より不安を感じる」とした人が全体の68%に上りました。どのような点に不安を感じるかを尋ねたところ、「入国審査やビザ取得が難しくなる」が127票で最も多く、「円高への不安」(54票)、「治安が悪くなる」(53票)が続きました。日本からの留学生は年間1万9000人を越え、日本人に最も人気のある留学先となっている米国ですが、今後その地位に変化はあるのでしょうか。
博報堂こそだて家族研究所では、小学生の長子を持つ母親を対象に「子どもの習い事と身に付けさせたいスキル」についての調査を実施。小学生の81%が何らかの習い事をしていることが分かりました。具体的には「水泳教室」(31%)が最も高く、「通信教育、宅配教材」(29%)、「ピアノ、音楽教室」(26%)、「そろばんなどの自習型学習塾」(2.8%)、「野球やサッカーなどの運動クラブ」(20.9%)、「英語教室」(20.4%)という順に続きます。また、「親が子どもに身に付けさせたいスキル」では、「英語/英会話」が42.4%と、圧倒的大差で1位でした。2020年の学習指導要領改訂やオリンピック東京大会に向けて英語教育への関心が一段と高まっているようです。ちなみに2位は「コミュニケーション能力/対人能力」で17.3%。つまるところ就活に困らないスキルを身に付けてほしいのが親心ということかもしれません。
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