2014年上半期の海外広告クリエイティブシーンを振り返ると、一般人を巻き込んでのシリアスな「実験」企画が多かったように思う。視聴者の心を打ったドキュメンタリーな代表作品をご紹介する。
2013年、海外の広告クリエイティブシーンでは一般人を巻き込むファニーな「リアルドッキリ」企画が流行したが、今年上半期はよりシリアスな「実験」企画が多かったように思う(「第22回 カフェを破壊し、隕石を降らせ、エレベーターの床を抜く……、『一般人リアルドッキリ』が海外で大流行」)。
例えば、ロサンゼルスに本拠を置くウィメンズファッションブランドのWrenは、その日初めて出会った男女にキスをしてもらいその様子を収めた動画「FIRST KISS」を制作し、YouTubeで公開。8300万回以上再生された(6月5日時点)。その動画が伝える “一瞬で恋に落ちることもある”というメッセージは、ファッションの魅力を強烈に感じさせるものであった。
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