デジタルマーケターは、営業マンでもある。その営業の評価は難しい。デジタルマーケティングの世界は、顧客との接点の細分化が進み、接点ごとの施策に目がいきがちだからだ。指標となる3つを紹介する。
果たして、マーケティングとは何だろうか。Wikipediaでマーケティングを調べると、「企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動の全てを表す概念」とある。「商品の情報を届ける」のであれば営業マンもその役割を担っているし、「商品を効果的に得られるようにする」といえば、店舗の販売員やフィールドサービス担当者もその活動を支援しているといえる。つまり、マーケティングという業務は、明確に独立したものではなく、極端にいえば、製品開発から供給/サポートに関わる全活動を、概念的にマーケティングと呼んでいるわけだ。ある部分では営業と重なるところもあり、別の部分ではサポートやフィールドサービスと関わるところも出てくるのは当然といえよう。
2014年5月22日にClickZ.comに掲載された“Digital Marketers Are Salespeople, Too”(「デジタルマーケターは、営業マンでもある」)という記事では、まさにこのテーマについて取り上げている。デジタルマーケティングの世界は特に、顧客との接点の細分化がますます進むに連れ、どうしても接点ごとの施策に目がいきがちになるが、「そもそも、その接点を通じてどのようなビジネス効果を得たいのか」という包括的な考えが必要になるという。
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