結論から先に申上げると、メールはいまだに最強のリテンションチャネルであり、これからも生き残るが、メルマガはその地位を大幅に失うことになる。より顧客の購買行動に寄り添った形にその姿を変え、これから1〜2年で新しいメールマーケティングのあり方が定義されるだろう。
筆者は2年前からメールマーケティングのソフトウェアやサービスを提供する企業に勤務しているが、転職するまでは正直メールマーケティングを「マーケティング」としては認めていなかった。一消費者としてはスパムのようなメルマガにうんざりしていたし、システム的な話しか出てこないメール配信ベンダーには魅力を感じていなかった。では、どこに可能性があるのか。現状と課題を浮き彫りにしてから話を進めたい。
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