「モバイル広告大賞」マーケティング部門 グッドキャンペーンを受賞したソニーマーケティングの「Headphone Music Festival」。スマートフォンとAR技術を組み合わせたヴァーチャルARライブで、ヘッドフォンの拡販をプロモーションした。ポイントは「どうやってユーザーに体験してもらうか」であった。
音楽を聴く環境が大きく変化している。端的に言えば、デバイスの多様化だ。以前であれば、CDプレーヤー、もしくは携帯型音楽プレーヤーなど、ほとんどの人が専用端末で音楽を聴いていた。しかし、現在ではパソコンで音楽を聴く人が多くなった。日本では特にフィーチャーフォン向けの「着うたフル」利用者も少なくない。
このような状況で最近顕著なのが、スマートフォンで音楽を聴くユーザーの増加である。ソニーマーケティング コミュニケーション戦略部 コミュニケーション戦略課 マーケティングコミュニケーションマネージャー 長島純氏は言う。「以前よりも音楽を聴く人は増えていると思います。デバイスの種類が増えたため、音楽をより気軽に楽しめる環境になりました。ただし、それに伴って、“便利さを優先した聴き方”が増えてきていると感じています」。
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