第1回 ユーザー、ユーザー、ユーザー【連載】シゴトでココロオドル人をふやす

ソーシャルリクルーティングサービス「Wantedly」を運営するウォンテッドにはユニークな行動規範があります。素朴で、力強くて、ちょっと可笑しいそれらの「きまり」は、市場を前にしたすべての人々の振舞い方の理想を示しているように思えました(「ITmedia マーケティング」編集部)。

» 2013年08月16日 12時00分 公開
[仲 暁子,ウォンテッド]

 2年前に1人で始めたウォンテッドも、気がつけばメンバーが10人を越えました。チームの素晴らしさというのは、1人で行うよりも遥かに大きなことに挑戦できることです。

 ただし、問題もあります。メンバーみんなの考えを共有するのが予想以上に大変なこと。

 1人の時は自分の脳みそ内で完結していたことを、チームで行うには、言語化したり、図式化したりで共有し、理解し合わないといけない……。そういうステップが生まれます。共有や理解、判断をスムーズに行う上で超大事なのが、全員で共有できるミッションや行動規範だと思います。ミッションや行動規範を共有していると、何かを判断する時にいちいち話し合う必要がなくなり、結果としてスピードが生まれるのでは、と考えています。

 ウォンテッドでは2013年4月末からチーム全体でディスカッションを始め、今回以下のような行動規範を定めました。

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