マーケティング関連の話題書「マーケティング視点のDX」(日経BP)著者の江端浩人氏が、コロナ禍の医療現場で新たなニーズに適応したシェアメディカルの峯啓真氏と語った。
日本におけるデジタルマーケティングの黎明期から活躍し、日本コカ・コーラや日本マイクロソフト、アイ・エム・ジェイ、ディー・エヌ・エー(DeNA)など大手企業のマーケティング部門で要職を歴任した江端浩人氏。現在はCDO(Chief Digital Officer)のシェアリングサービスを手掛けるエバーパークおよび江端浩人事務所代表として企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援する他、iU情報経営イノベーション専門職大学教授として次世代デジタル人材の育成にも尽力している。その江端氏による最新刊が「マーケティング視点のDX」だ。
新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の流行により、人々の生活や社会の常識が変化する中で、企業にとってDXは一刻を争う課題だ。しかし、単に既存のプロセスをデジタル化するだけでなく市場に新たな価値を提供する真の意味でのDXとなると、まだ十分に取り組めていない企業が多い。
市場のニーズを理解し、それを満たすものを提供するとなれば、マーケターの出番だ。技術(IT)の視点はもちろん重要だが、マーケティング視点なしにDXの成功はあり得ない。
同書ではそのマーケティング視点のDXを「DX2.0」と位置付け、新しいフレームワークとして「DX2.0の4Pモデル」を提唱する。それは具体的にはどのようなものか。江端氏と、同書でDX2.0の成功事例の一つとして紹介された医療ベンチャーのシェアメディカル 代表取締役 峯啓真氏に話を聞いた。
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