CRMが日本に登場して約20年、企業は常に“成功事例”を模索しています。本連載では企業のこの20年のCRMへの取り組みを振り返ると共に、CRM成功への鍵となるCCO(Chief Customer Officer)について紹介していきたいと思います。
本稿を読んでくださる方々でCRMという言葉を聞いたことがない人はいないと思います。「CRM」は1990年代後半に日本で使われ始めたときは、コールセンターを中心として特にIT領域の言葉として使われていました。筆者が所属していた会社もCRMのパッケージベンダと提携していましたので、CRMソリューションを立ち上げ、パンフレットの配布や展示会での説明などをしておりました。
長年にわたりたくさんの企業がCRMに取り組み、さまざまなプロジェクトが実行されてきました。その多くはIT導入であったり、それに伴う業務改革であったりといったものでした。
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