日本企業が東南アジアにおけるブランド戦略を立案するにあたり、企業と商品、それぞれについて解決しなければならない課題について解説する。
本連載では、東南アジアに進出する企業がマーケティングコミュニケーション戦略を立案する際に求められるノウハウを電通 マーケティングデザインセンターの小山雅史氏の取材を通じてお届けしている。前編に引き続き、後編も「ブランド戦略」に関するノウハウをご紹介する。企業と商品、異なる2つのレイヤーで検討すべき課題と解決のためのヒントとは――。
「第4回 ブランド戦略(前編):日本は新興国に追われる「おじさんブランド」――全ての日本企業が直面する課題「カントリーブランド」とは」では、日本企業が東南アジアにおけるブランド戦略を立案するための大原則として、ブランドには3つのレイヤー、「コーポレートブランド」「プロダクトブランド」、そして企業が紐づく国のブランド「カントリーブランド」が存在し、ブランド戦略はそれぞれのレイヤーに存在する課題を解決する戦略でなければならないとお伝えしました。
後編では、「コーポレートブランド」「プロダクトブランド」における課題、それらに対する解決の道筋について解説します。
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