前回(「第2回 世の中のあらゆる事象を数値化し、ビジネスに反映させる」)は、ビッグデータ関連ビジネスの中でも、すでに市場が形成されているインフラ部分について解説した。今回はビッグデータの中で語られている「BI」(ビジネスインテリジェンス)ついて、その背景から活用分野までを解説する。
初めに断っておきたいのだが、BI領域についてはIT業界に身をおいていても「まだ情報収集段階」の企業が多く、国内企業では導入検討まで進んでいる企業は少ないと私は感じている。よって、BIの可能性は示唆するが、(BIを)現実のビジネスに適合するにはまだ時間がかかると認識している。この点については誤解を生まないよう、あらかじめ伝えておきたい。
ビッグデータアナリティクスが注目される以前からもマーケティングの分野において分析手法は存在していた。下記に一例を記載する。
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