価格の安さを売りにするブランドが陥りがちな「安かろう、悪かろう」。それを回避し、さらに安いことを逆手に取ったIKEAの斬新なキャンペーンとは。
高価格帯のブランドがひしめくカテゴリーに価格の安さを売りにして参入すると、確かに市場の裾野を広げ、あわよくばマジョリティーを獲得できる可能性がある。しかし一方で、「安い」だけでなく「悪かろう」という印象を抱かれ、またその払拭は難しく、次の戦略の足かせになることもある。
日本でも人気の家具販売店IKEAは、その価格の安さとイメージのバランスをうまくコントロールしているブランドの1つだろう。店舗を郊外に設置し、セルフサービスにすることでコストを抑え、商品の価格を低く設定している。
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