第15回 カンヌサイバー部門でグランプリを受賞、100日間ファンの声に耳を傾け続けた「OREO DAILY TWIST」【連載】ちょっと気になるWebキャンペーン

今回で60周年を迎えた「カンヌライオンズ2013」。企業のブランディングキャンペーンを多く紹介してきた本連載では、サイバー部門グランプリ受賞作品「OREO DAILY TWIST」(モンデリーズ・インターナショナル)をご紹介したい。

» 2013年07月09日 08時00分 公開
[岡徳之,Noriyuki Oka Tokyo]

 モンデリーズ・インターナショナルとは聞き慣れない社名かもしれないが、食品/飲料大手クラフトフーズ・グループの北米食品部門がスピンオフし、商号変更した会社。同キャンペーンは、まさにそのタイミングで100周年を迎えたクッキーブランド「OREO」のリブランディングプロジェクトだ。

 OREOは1912年に登場し、100年もの間愛され続けるロングセラー商品だ。であるがゆえに、トラディショナルなイメージばかりが想起され、同社は“rejuvenate”=若返りが必要だと考えていた。そうした課題を解決するために、キャンペーンを展開する場所として選ばれたのがソーシャルメディアだった。

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