ワインファンといかに密接なコミュニケーションを交わすか。ワインファンの心をつかむコミュニケーションの秘訣について、スケダチの高広伯彦氏がRSN JAPAN マーケティング部 デジタルマーケティング プロジェクトリーダー 西村敏雄氏に聞く。
高広 Facebookで出す情報に関して、ポリシーやルールはありますか?
西村 ワイン好きのお客さまが楽しいと思ってくれることですね。友人の投稿を見ているお客さまのなかで、なるべく雜音にならないように内容を心がけています。
高広 Facebookで人気を博している企業の中では、「オリジナルのキャラクターが更新している」という演出を試みているケースがあるのですが、御社の場合は“誰”が更新していることになっているのでしょう?
西村 基本的には投稿者自身です。なるべく投稿者の「素」を出せるようにしたいと思っています。ただ、投稿の温度やテンションがバラバラにならないようにはしています。
高広 なるほど。では、投稿に反応してくれたファンにどう答えるかというルールのようなものはありますか?
西村 レスポンスに関しての決まり事はありません。わりとゆるいです。なるべく返事をしてね、と軽く言うぐらいで後は現場に任せています。ただ、コメントの量も増えてきたので、弊社のリソースだと全部追っかけられない場合があります。基本は投稿に「いいね!」を付け、まとめてコメントするという場合が多いです。
高広 ちなみに、Facebookで情報を出し続けるのは楽しいですか? 辛いですか?
西村 皆、楽しみながらやっています。もちろん大変ですが、投稿に対して反応が返ってくるのは楽しいですね。
高広 Facebookの更新が苦になってしまうというのは、良い状態ではないと思うんですよね。企業のFacebookページはファンとのコミュニケーションの場じゃないですか。ですから、Facebookでのコミュニケーションが苦になってしまうということは、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいないということなんじゃないかなと思います。うまくいってるFacebookページというのは、担当者がファンとのコミュニケーションを楽しんでいるということじゃないでしょうか。
西村 確かにFacebookはお客さんとのコミュニケーションがいちばん楽しいところですよね。
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