今年1月から11月末までに、ヤフー・ジャパンのトップページに掲出されたトピックスの数は、2万1679本ありました。今回はこのデータから「トップ掲出回数の多いトピックスランキング」を作成し、今年を振り返ってみたいと思います。
まず、2位に「政局」が入ったのが目を引きます。「1月冒頭解散を 自民幹事長」(1月3日)という見出しで掲出されたのをはじめに「2閣僚の問責決議案を提出」(4月18日)、「小沢系30議員の辞表受理決定」(4月23日)、「維新が各党回り 活動本格化」(10月5日)などを掲出しました。解散をめぐる与野党の駆け引き、閣僚の問責と辞任、「第三極」の動きなどが軸となり、年末の解散総選挙へ突入していった格好でした。
一方で、個別の政策課題では「消費税引き上げ問題」が18位にランクイン。また「原子力政策の見直し」が35位に入りました。原発に関する話題はかなり細かく切り分けています。48位に「福島第一原発事故」が入っているほか、「大飯原発の再稼働問題」(64位:57回)、「原発の再稼働問題」(同:57回)など多くを扱っています。トピックスでは政局だけでなく政策の中身も伝えるため、法案の手続きや成立見通しなどのストレートニュースのほかに「消費増税で低所得者や家計は」(3月5日)、「法改正で非正規社員どうなる」(3月24日)などのように、切り口を変えて政策の中身を知ってもらえるような工夫をしています。
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