10分でできるデジタル広告最適化 2500億通りのパターンを分析「ノバセル アナリティクス for デジタル」提供開始

ノバセルは、デジタルマーケティング領域の新ツール「ノバセル アナリティクス for デジタル」の提供を開始した。

» 2025年02月12日 19時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 テレビCM効果分析ツール「ノバセルアナリティクス」を提供するノバセルは、同ツールのノウハウを応用してデジタル広告の最適化を支援する「ノバセル アナリティクス for デジタル」の提供を開始した。

先行利用企業ではCPA20%以上の改善実績 仕組みは?

 ノバセル アナリティクス for デジタルは、特許出願中の統計処理・機械学習技術を活用し、獲得施策と認知施策を組み合わせた広告効果を一目で把握できるツールだ。デジタル広告の運用効率と予算配分を最適化するプロセスを自動化し、2500億パターン以上の組み合わせから最適なプランを約10分で作成できる。先行利用企業ではCPA(顧客獲得単価)が20%以上改善した事例も報告されている。

 サードパーティーCookieの利用制限が進む進むことで、従来の精密なターゲティングが困難になり、獲得型広告のパフォーマンス低下が予想される。そのため、ノバセルは短期的な獲得型広告に加え、認知広告を組み合わせた長期的な「積立型デジタルマーケティング」への移行が必要だと考えている。

 同ツールの特徴は、獲得型広告の効果に加え、動画広告などの認知広告の効果も組み合わせて分析できる点にある。さらに、動画を活用したデジタル媒体での認知施策には、これまで培ってきた運用型テレビCMの知見を応用。サードパーティーCookie規制を見据え、獲得と認知を組み合わせた広告検証を行い、最適な予算配分によって広告効果を最大化する。

 デジタル広告の予算配分を最適化することで、短期的な獲得広告への偏重を是正し、長期的な投資のための余地を創出できる。また、テレビCMの出稿枠減少などによって生じた認知施策の余剰予算をデジタル広告へ効率的に配分することが可能になる。

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