ニールセンは、ソーシャルメディアと購買に関しての調査で「ソーシャルメディア利用率」「テレビ視聴中のソーシャルメディア利用率」などアジア太平洋地区と他国の地域差をレポートした。
ニールセンは11月26日、ソーシャルメディアと消費動向に関する調査結果を発表した。消費者がどんなメディアに触れて何を購入するか、アジア太平洋地域を中心にまとめた。調査期間は2012年2月10日から27日。アジア太平洋地区、ヨーロッパ、南米、中東、アフリカ、アメリカ合衆国を含む56カ国の28000人が対象。
モバイル端末を使ってソーシャルメディアを利用しているユーザーの割合は、アジア太平洋地区(59%)、グローバル(47%) 、日本(44%)という結果だった。スマートフォン所有率はアジア太平洋地区(44%)、北米(31%)、ヨーロッパ(30%)だった。アジア太平洋でのスマートフォン所有率は、昨年調査時の25%から約2倍となった。
テレビ視聴中にソーシャルメディアを利用しているユーザーの割合はフィリピン(69%) 、香港 (62%)、インドネシア (52%) 、アジア太平洋 (47%)、グローバル(46%)だった。日本は25%であり、調査対象中、最も低い割合だった。
また、アジア太平洋地域の消費者の50%以上が、ソーシャルメディアやインターネット上の製品レビューを見て商品を購入する予定があると回答している。ニールセンは「特に家電、娯楽および衣類/服飾関係で、ソーシャルメディアと実際の製品購入意思の直接的な相関関係を見ることができる」とレポートしている。
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