2023年末に放送された「第74回NHK紅白歌合戦」がどのように見られていたか。NHK関東の地上波放送かつ個人全体を対象に集計した結果です。
人体認識技術を活用したテレビ番組・CMの視聴分析サービスをB2B向けに提供するREVISIOは、2023年12月31日のNHK「第74回NHK紅白歌合戦」で注目度の高かったシーンを分析した結果を発表しました。
ここで言う「注目度」とは、テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。これを測ることでシーンごとの注目度合いが分かります。REVISIOは人体認識技術を搭載した調査機器を国内一般家庭(関東エリア2000世帯、関西エリア600世帯)のテレビに設置して調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得し、独自の注視データを広告主や広告会社、放送局など国内累計200社以上のクライアントに提供しています。
注目度が高かった歌手によるパフォーマンスシーンの1位から5位は以下の通りです(審査シーンなど、歌手によるパフォーマンスシーン以外はランキングの対象外)。
注目度が最も高くなったのは、YOASOBI「アイドル」の途中でSEVENTEENが登場したシーン。その後、さまざまなアーティストが登場し、曲が終わるまで注目されました(23時18分から20分)。
2番目に注目されたシーンは、特別企画で出演したYOSHIKIさんのパフォーマンス。2023年10月に亡くなったX JAPANのベーシストのHEATHさんに捧げられた2曲のうち「Rusty Nail」のサビの部分で難波章浩さんが歌い始めたシーン(22時20分)でピークに達し、さまざまなアーティストが代わる代わる歌い、曲が終わるまで注目されました。
3番目に注目されたシーンは紅組、白組への投票中、全アーティストのプレイバックが映されたシーンです。鈴木雅之さんからミッキーマウスが映った辺りまでが最も注目されました(23時40分)。
4番目に注目されたのは、ポケットビスケッツとブラックビスケッツの過去の映像のシーン。ポケットビスケッツが「YELLOW YELLOW HAPPY」の最初のサビを歌い終わるあたりが最も注目されました(22時23分)
5番目に注目されたシーンは、特別企画「ディズニー100周年スペシャルメドレー」の中の1シーンでした。Stray Kidsと櫻坂46の後に山寺宏一さんが出てきて、「フレンド・ライク・ミー」を歌い終わるまで注目されました(21時26分)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.