渋谷駅の交通量、2020年2〜3月の8週間で最大5割減少――データワイズ調べ今日のリサーチ

位置情報ビッグデータを活用し、東京都内の人流解析を実施した結果です

» 2020年04月16日 16時00分 公開
[ITmedia マーケティング]

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大に伴い、不要不急の外出自粛が社会的な要請となっています。位置情報データを活用したコンサルティングやプロダクト開発を行うデータワイズは、2020年3月25日の東京都による週末の外出自粛要請を踏まえ、アプリGPSデータを活用して2020年2〜3月の東京都の人流変化を可視化しました(※)

※注:分析結果はアプリGPSデータに基づきデータワイズ独自の手法で推計したもので実際の人流・人口・交通量とは異なることがある。

 いずれも月曜日に当たる2月3日、3月2日、3月30日の東京都における人流をヒートマップで可視化したところ、12〜13時、20〜21時ともに減少しているのが分かりました。

東京都人流ヒートマップの変化(12〜13時)《クリックで拡大》
東京都人流ヒートマップの変化(20〜21時)《クリックで拡大》

 GPSデータを基に推定したJR山手線東京駅、渋谷駅、新宿駅(各駅とも中心から半径250m内)の交通量を1時間単位でそれぞれ比較したところ、2月3日8〜9時の交通量を100%としたとき東京駅と新宿駅では30日朝8〜9時の交通量は約4割、渋谷駅では約5割の減少が見られました。

JR山手線東京駅、渋谷駅、新宿駅の交通量変化《クリックで拡大》

 人の流れの変化が経済活動へ与える影響は否めません。ウイルス感染拡大が収束することが望まれるのは言うまでもないことですが、一方で与えられた環境に適応した新たなビジネスモデルが台頭することにも期待したいものです。

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