パブリックリレーションズの「ズ」が重要【連載】インターネット時代の企業PR 第29回(2/2 ページ)

» 2015年02月12日 08時00分 公開
[細川一成電通パブリックリレーションズ]
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「言う」ためではなく「伝える」ため

 PRを含む企業のコミュニケーションでは、往々にしてメッセージ発信が一方向的になりがちです。

 対象がそのメッセージをどういう状態で、どういう印象をもって受信するかをあまり深刻に考えず、メッセージの表現や分量の多さだけにこだわり、「これだけ一生懸命発信してるんだから伝わるはず」というような気持ちでメッセージを発信してしまいがちです。

 確かに、メッセージの表現を研ぎ澄まし、伝えたい内容を多く盛り込み、言いたいことをあますところなく発信することは、あるケースにおいては重要なことですし、特に広告では欠かすことのできない考え方です。

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