PRを含む企業のコミュニケーションでは、往々にしてメッセージ発信が一方向的になりがちです。
対象がそのメッセージをどういう状態で、どういう印象をもって受信するかをあまり深刻に考えず、メッセージの表現や分量の多さだけにこだわり、「これだけ一生懸命発信してるんだから伝わるはず」というような気持ちでメッセージを発信してしまいがちです。
確かに、メッセージの表現を研ぎ澄まし、伝えたい内容を多く盛り込み、言いたいことをあますところなく発信することは、あるケースにおいては重要なことですし、特に広告では欠かすことのできない考え方です。
- 第28回 2015年PR――4つの重要キーワード
データ活用、ワントゥワンマーケティング、コンテンツマーケティングの深化……。2015年がはじまり、さまざまなところで2015年のマーケティングトレンドや広告業界のキーワードが語られています。今回はこれらにならって、筆者が独断で選ぶ2015年のPR重要キーワードをご紹介したいと思います。
- デジタルPRプランニングのキャッチボールとTogetter、タイアップ・ネイティブアドを提供
つぶやきまとめサイトを運営するトゥギャッターと、デジタル領域に特化したPRプランニングを行うキャッチボールは2月5日、共同で「TGマーケティング」プロジェクトを設立し、「Togetterスポンサードまとめ」をはじめとしたタイアップ・ネイティブアドの販売を始めた。
- マーケター8割が「デジタル戦略PR」に注目――PR TIMESと宣伝会議が調査
PR TIMESは2月2日、宣伝会議の協力の下、マーケティング/宣伝/広告/広報部門を対象にした「企業のマーケティング・PRに関する取り組みや課題」の調査結果を発表した。この調査によると、マーケティング活動におけるデジタル施策の比重が増す中、「デジタル戦略PR」への注目が集まっていることが明らかになった。施策効果が可視化できること、また拡散など2次波及効果が期待できることが理由とされている。
- 第27回 立場を偽った情報発信は割に合わない――『どうして解散するんですか?』のPR的過ち
PRの魅力の1つとして「第三者の視点を通した情報発信」というものがありますね。しかし、「第三者」は常に客観的で公平な視点を持っていると言えるのでしょうか? もし「第三者」が嘘をついていたとしたら?
- 第9回 削除しようとしたとき炎上は始まる
2012年7月、ある電子書籍リーダーメーカーが炎上しました。この電子書籍リーダーメーカーはこれらの書き込みをまとめて削除してしまいます。おそらく書き込みさえ削除してしまえばシステム不備への不満も「削除」できると考えたのでしょう。しかし、そうはいきませんでした。
- 第2回 PRは「公共との良好な関係作り」
PRに今、求められているのは、メディア掲載のための安直な手法ではなく、PRの本来の意味である「公共との良好な関係作り」だ。電通PR 細川氏によるPR原論第2回。
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