スマートフォン広告にはさまざまなアドフォーマットが存在する。最もベーシックなのは「320×50のバナー」だが、最近ではレクタングルやページ遷移の間に表示されるインタースティシャルなども増加の兆しを見せている。さらにHTML5を活用したリッチなクリエイティブや高解像度画像を利用したフォーマットも人気だ。
広告主にとって、「広告効果をどれだけ高められるか」は非常に重要なテーマである。インターネットでは広告効果の可視化が可能であるため、広告主の求める効果と実際のパフォーマンスを(少なくとも)均衡させておかなければ、広告主に顔向けができない。
スマホディスプレイ広告に限っても、広告効果の測定には、さまざまな要因が関係する。配信面、入札単価、バナークリエティブ、受けページ、曜日、時間、FQ(フリークエンシー:接触頻度)、競合状況などなど、挙げ出すときりがないくらいである。スマホディスプレイ広告の中で主要手法とされているアドネットワークにおいては、クリエイティブが変数として一番大きいという調査データがある。もちろん業界によって異なるだろうが、興味深いデータではある。
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