第7回 モバイルが利用される“モーメント”を選び、“モバイルムーブメント”を起こす【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション(2/2 ページ)

» 2013年04月17日 08時00分 公開
[馬渕邦美,オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン]
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個々とソーシャルの関係性に入り込むマーケティング

 モバイルは個人で利用する端末である。

 TVのように家族で共有するようなデバイスではなく、非常にパーソナルなデバイスである。PCも同様なことが言えるが、常に持ち歩いて利用されることを勘案するとPCよりもさらにパーソナルなデバイスであると言えるだろう。

 また、消費者がどこにいようとも、いつもネットワークに繋がっている。さらに、一対一のコミュニケーションだけでなく、「固」対「ソーシャル」のつながりがある。ブランドがこの環境に入り込むには、消費者がどのようなモチベーションをもってモバイルを利用し、そしてソーシャルに繋がっているのか、この点を重要視してコミュニケーションを設計することが成功の鍵である。

 下記に代表的なモチベーションを記載する。

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