「一橋大学グローバルCOEプログラム」によるプロジェクト「日本企業のマーケティング力」の調査/研究成果をもとに、日本企業が海外市場、特に新興国市場で苦戦するマーケティング上の要因を探った。
一橋大学は2月4日、「一橋大学グローバルCOEプログラム」によるプロジェクト「日本企業のマーケティング力」の調査/研究成果を発表した。戦略と組織の関係解明を目指した第1回調査の結果を踏まえて、第2回にあたる今回は、新興国市場における日本企業のマーケティング課題の解明を目指した。
97事業(分析対象は89事業)のマネージャー職(本社での海外現地法人担当者)に「日本企業の海外進出に関する質問票」を送付した。調査前の具体的な問題意識(仮説)として研究チームが持っていたのは以下の2点である。
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