「一橋大学グローバルCOEプログラム」によるプロジェクト「日本企業のマーケティング力」の調査/研究成果をもとに、日本企業が海外市場、特に新興国市場で苦戦するマーケティング上の要因を探った。
一橋大学は2月4日、「一橋大学グローバルCOEプログラム」によるプロジェクト「日本企業のマーケティング力」の調査/研究成果を発表した。戦略と組織の関係解明を目指した第1回調査の結果を踏まえて、第2回にあたる今回は、新興国市場における日本企業のマーケティング課題の解明を目指した。
97事業(分析対象は89事業)のマネージャー職(本社での海外現地法人担当者)に「日本企業の海外進出に関する質問票」を送付した。調査前の具体的な問題意識(仮説)として研究チームが持っていたのは以下の2点である。
第1回 CMOが日本の組織に馴染まない理由
第2回 グローバル企業のマーケティング組織マネジメント
第3回 CEOは「DNAの存続」を志向し、CMOは「適者生存」を追求する
第4回 マーケティングと経営の一体化へ――「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」の組織変革の取り組み
第5回 CMO機能を実践しよう〜組織改革のすすめ
第6回 “The CMO” Jim Stengel氏に聞くマーケティング視点の組織改革
第1回 衰退する企業と躍進する企業、違いは「事業定義の仕方」にある
第2回 「多機能/高品質なのに低収益」――間違いだらけの顧客中心主義から抜け出す
第3回 「価格競争」から「価値競争」へ
第4回 新製品は売れない。ではどうするか?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.