ホットリンク、米Gnipと戦略提携――2006年以降の全世界/全言語のツイートデータが利用可能

ホットリンクは11月14日、米Gnipと戦略的な提携を結んだと発表した。この提携により同社はGnipを通じて全世界/全言語のツイートデータが利用可能になる。

» 2012年11月14日 15時24分 公開
[ITmedia マーケティング]
米Gnip CEO Jud Valeski氏(左)とホットリンク 代表取締役社長 内山幸樹氏(右)

 Gnipが再販権を有するツイートデータは2006年以降に発信された全世界/全言語の全ツイートデータである。この膨大なデータを活用することでホットリンクは、ソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」や、ソーシャルリスクモニタリングサービス「e-mining」の機能強化を狙う。

 「クチコミ@係長」については(分析対象ツイートデータの増大によって)分析精度の向上を見込む。また、「e-mining」ではリスク把握のスピードアップを図る。特に後者のサービスについては、“APIのリクエスト回数を基本的には毎時60回以内にする”などのTwitter API ver1.1で適用された利用ルールに縛られないサービス提供が可能になる。

 ホットリンクの内山氏は、Gnipとの提携を選んだ理由について、システム面の安定性など米Twitterのシンジケーションパートナーとして4年半の実績があることを強調した。

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