「調査のチカラ」で人気がある調査データを紹介します。「日本人の意外なアイス事情」や「日本のベストホテル」に関する調査データがランクインしました。
8月31日時点で最も読まれた調査データは「節約生活とプチ贅沢に関する実態調査」でした。2位は「日本人の意外なアイス事情」で、3位は「とっておきのストレス解消法ランキング」でした。
1位は「節約生活とプチ贅沢に関する実態調査」で先週の2位から順位を上げました。この調査は3週連続でランキング入りしている人気調査データです。調査内容に関してはこちらの記事をどうぞ。2位の調査データは「日本人の意外なアイス事情」で、2011年の都道府県庁所在都市別のアイスクリーム消費量や日本人1人当たりのアイス消費量などをまとめています。アイス消費の最も多い都市は福井県で、年間1人当たり9238円分のアイスやシャーベットを消費していました。アイス関連支出額が最も少ない都市は那覇市で5379円でした。気温が高く、南国イメージの強い沖縄の那覇市が最もアイスの消費が少ないという結果となりました。
私が興味深かったのは6位の「1万2000人の宿泊者が選んだ『日本のベストホテル』」です。人気ホテルをランキング形式で紹介する調査データですが、2年連続で1位だった東京の帝国ホテルが7位に転落し、1位が横浜ロイヤルパークホテル、2位にヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルと横浜勢が上位を独占するなど、昨年までとはかなりランキングの顔ぶれが変わったようです。要因は何でしょうか。調査データでは、震災などからの癒しとして、首都圏のユーザーが近場のリゾートとしてホテルを再認識している点を挙げています。例えば横浜ロイヤルパークの宿泊個人客のうち半数が首都圏からだそうです。また、東京スカイツリーや渋谷ヒカリエなど、新しい観光スポットが誕生したため、地方から東京への旅行者が増加、プラスアルファとして、横浜などベイエリアに足を延ばせる旅行商品が増えていることも理由だそうです。さらにソーシャルメディアの普及も要因の一部だと指摘しています。眺望のいいホテルは、友達から「いいね!」や、コメントが付きやすいので、見せびらかすことができるホテルが好まれるのではないかと報告しています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.