「調査のチカラ」で人気がある調査データを紹介します。8月10日の時点では「長・短期プライムレート(主要行)の推移」から「シニアのライフスタイルとSNS利用」に関する調査データまでバラエティに富んだランキングとなりました。
8月10日時点で最も読まれた調査データは「長・短期プライムレート(主要行)の推移」でした。2位は「お盆の帰省に関する調査(2012)」で、3位は「平成24年版 情報通信白書」となりました。
1位の調査データは「長・短期プライムレート」に関してのものです。プライムレートとは「経営状態が非常に良い企業に銀行が融資する際に使う最優遇された金利」のことです。プライムレートは企業に資金の需要があるかどうかや、金融市場の展望を基に決定され、景気の動向を見る指標の1つと言えます。調査データでは主要な銀行の2000年から12年間のプライムレートを日本銀行がまとめています。
2位はお盆の帰省に関する調査データでした。帰省日やUターン日のピークから高速道路の渋滞で我慢できる距離、眠気覚ましにかける音楽までの幅広いランキングを扱っています。 眠気覚ましにかける音楽ランキングの1位は「B'Z」(5.2%)、2位は「嵐」(5.0%)、3位「サザンオールスターズ」(4.4%)という結果となりました。
私が興味深かったのは6位の「シニアのライフスタイルとSNS利用」に関する調査です。調査データではSNSを利用しているシニアは情報感度が高くて友人が多く、ライフスタイル満足度も高いという結果が出ています。
詳しく見ると、「気になることがあるとすぐに調べる方だ」という質問に対して、SNS利用のシニアでは25.3%、SNS非利用者では10.7%が当てはまると回答しています。また、友人の数に関する質問に関してもSNS利用者の25.1人に対し、SNS非利用者は19.0人という結果でした。「自分のライフスタイルに満足しているか」についての質問に対し「非常に満足している」と回答したSNS利用者は11.8%に対し、SNS非利用者は7.5%でした。
私の両親もシニア層です。父はメジャーリーグのTV観戦とイタリア語、母は俳句にいそしんでいるのですが、サークルに加入している母の方が楽しそうに見えます。父にFacebookを勧めてみようかな、と考えた調査データでした。
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