「調査のチカラ」で人気がある調査データを紹介します。「最も休日が多い職種は? 休日数ランキング」や「節約生活とプチ贅沢に関する実態」に関する調査データがランクインしました。
8月17日時点で最も読まれた調査データは「シニアのライフスタイルとSNS利用」に関する調査」でした。2位は「最も休日が多い職種は? 休日数ランキング」で、3位は「2012年の旅行動向見通し」でした。
1位の調査データは「シニアのライフスタイルとSNS利用」に関してのもので先週6位から順位を上げました。SNSを利用しているシニアは情報感度が高くて友人が多く、ライフスタイル満足度も高いという結果が出ています。
2位は職種別の休日数に関する調査データでした。25〜34歳のビジネスパーソン5000人を対象に、年間休日数や夏季・年末年始休暇、有給休暇(実取得)などの日数を聞き、56職種別にまとめています。上位10職種のうち4職種が製造系またはメーカーの技術職で、年間130日以上の休日があるという結果でした。夏季休暇と年末年始休暇が最も多いのは「製造系−設計/開発」でした。夏季が6.2日、年末年始が6.5日という結果です。メーカーはお盆や年末年始に工場の稼働を停止させる企業が多く、長期休暇を取りやすいのではないか、というのが理由のようです。
私が興味深かったのは6位の「節約生活とプチ贅沢に関する実態調査 」です。「個人年収は上昇の見込みがない、と感じているビジネスパーソン(25歳から49歳)は57.5%」という数字を提示し、節約が必要だと思う人が多い背景を解説しています。調査の内容を詳しく見ると、「日頃、出費を抑えるために節約しているもの」の上位は「電気代」(59.2%)、「外食費」(53.8%)という結果でした。「節約したくないもの」は、「レジャー・娯楽費」(31.2%)、「食品・飲料(お酒を除く)費」(25.6%)、「交際費」(24.0%)が上位でした。電気代や外食費などを節約し、レジャーや友達付き合いなどではお金を使う人が多いようです。一方、子どもがいる人へのアンケートでは、「教育費」(35.8%)が節約したくないものでトップとなりました。
日頃節約している理由に関しては、「将来何かあった時に備えて」が47.7%とトップで、「給料・ボーナスが少ないから・減ったから」(45.9%)、「無駄遣いは良くないと思うから」(40.7%)が続きました。また、子どもがいる人へのアンケートでは、「子どものために教育費をとっておきたいから」が48.4%で5 割弱に達しました。
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