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» 2017年02月06日 08時00分 UPDATE

【連載】池田園子の「マーケ目線」 第3回:漫画「おべんじょ物語」に学ぶ、問題解決のためのコミュニケーションデザイン (1/2)

駅の女子トイレに掲示されたある漫画がじわじわと話題になっている。制約の多い施策がリアルとネットで結び付き、課題解決の一助となるには何が必要なのか。制作チームに話を聞いた。

[池田園子,ITmedia マーケティング]

 駅のトイレと聞いて、何を連想するだろうか。「混んでいる」「汚れている」など、マイナスのイメージを持つ人も少なくないのではないか。特に乗降客数の多い駅では、当然トイレの利用者も増えることから、長蛇の列ができたり清掃が追い付かなかったりと、利用者は不快な思いをしがちだ。

 女性トイレの場合、とりわけ顕著な問題になっているのは「待機列」だ。一般的に男性よりも女性の方がトイレで過ごす時間が長く、結果として「回転率」が悪くなり、トイレを待つ人が行列をなすことになる。そして、ストレスが募る――この課題に取り組むべく、あるクリエーターチームが立ち上がった。その1つの成果が、2017年1月31日までJR東日本 東京駅の女性トイレで掲出されていた漫画「おべんじょ物語」(編注:外部リンク)である。

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