イントリックスは、Webサイト利用者がデザインや構成をどのように評価しているのかを把握するための調査を実施し、結果を公表しました。
B2Bに特化したWebコンサルティングやWeb制作を手掛けるイントリックスは、製造業従事者200人を対象に「ユーザーが好むWebデザイン調査」を実施しました。同調査は製造業のWebサイトを作る上でのデザインや構成に迷うという声を背景に、実際の利用者がWebサイトのデザインや構成をどのように評価しているのかを把握するために行ったものです。調査期間は2024年7月24〜25日。Webサイト全体から企業情報、製品・サービス、サステナビリティなどの個別カテゴリーまで、Webサイトのデザインや構成について調べています。
調査の結果、全回答者の6割以上がB2B企業のWebサイトデザインに対して「よく見るデザイン」と感じたことがあると回答しました。ユーザーが多くの企業サイトに、デザインの共通性を感じていることが分かります。しかし……。
一方で、その6割の回答者の半数は「デザインを気にしない」と回答し、3割は「安心感がある」と前向きな評価をしていました。
製品やサービス紹介ページに関する回答では、約8割が「特長を示すキャッチコピーや画像を中心とした表現が好ましい」と答えています。
同社はこの結果から「製造業のWebサイトでは、一般的なデザインであることでユーザーにネガティブな印象を与えるケースは比較的小さい」と説明しています。他社と同じようなデザインであっても、ユーザー心理に悪影響を及ぼすリスクは少なく、むしろ安心感を与える可能性もあることが見えてきました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.