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» 2014年12月18日 08時00分 UPDATE

【連載】「オムニチャネル」の効果を測る! 統計学を取り入れた分析手法:第5回 マスとデジタルが与えている影響を可視化する「インパルス応答」

現状の整理だけでは「分析した」とは言えない。しかし、マスとデジタルが与え合う影響を数字で証明する方法が分からない。統計学を用いて、オムニチャネルの効果を「数字」で明らかにする手法を紹介する。

[松本健太郎,ロックオン]

「so what?」と言わせない分析を!

 「言いたいことは分かった。1つ質問していいかな。だから何なの?」――能面のような表情の上司から飛び出た一言に、頭の中が真っ白になったことはありませんか。私はあります。その一言で私はフリーズし、出発点から間違えていたことに気付くのでした。

 そもそも分析という言葉には、「現状の整理」と「仮説の立証」という2つの意味が込められています。したがって「売り上げが落ち込んでいる。何が起きているか分析して欲しい」という上司の依頼は、噛み砕くと「売り上げが落ち込んでいるようだ。何が起きているのか現状を整理して、何をすればいいか、君の仮説を教えて欲しい」という意味になります。

 とは言え、仮説を立てるにも数字がなければ分析とは言えません。数字なき仮説は単なる勘です。「マス施策がデジタル領域に与えた影響」も、今まで数字で表現できなかった分析の1つではないでしょうか。

 そのための手法の1つが「インパルス応答」です。しかも、この手法を応用すれば、予算範囲内での効率を最大化する計画を策定することまで可能です。いよいよこの連載も、クライマックスに突入します。

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