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» 2013年05月16日 08時20分 UPDATE

【連載】海外事例に学ぶマーケティングイノベーション:第8回 ソーシャルメディアでムーブメントを起こす際の心得 (1/2)

ソーシャルメディアに秘められた拡散性を最大限に引き出し、セールスにつなげるには、ソーシャルで話題になりそうなメッセージを展開するのではなく、ブランドが取り組む社会の課題や問題をどう改善していくのか、そうした普遍の真理を軸としたキャンペーンメッセージを打ち出す必要がある。それが実現できた場合のみ、ブランドのメッセージはソーシャルで拡散され、セールスを後押しするコミュニケーションが展開されるのだ。

[馬渕邦美,オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン]

はじめに

 消費者の総メディア接触時間に対するソーシャルメディア接触時間割合が年々増加している。それに伴い、ソーシャルメディアは、コミュニケーション戦略で重要な位置を占めるようになってきた。ターゲットへのリーチとブランド認知獲得力の強化だけでなく、従来のマスメディアでは計ることの難しかった「商品・サービス価値の啓蒙」「共感」や「価値拡散」など、コミュニケーションの成果を実際の数字で計測できる点もソーシャルメディアに注目が集まる理由の1つである。

 ソーシャルメディアは、インタラクティブ性や、消費者同士がつながるソーシャル性など、従来のマスメディアにはない特性を持ち、サービスやIT技術の発展にも後押しされ、年々消費者へより深く浸透している。このソーシャルメディアの力を自社ブランドのコミュニケーション戦略へ最大限に取り入れるには、どのような点に留意すればよいのだろうか。

 今回は、企業ブランドのソーシャルメディアの活用例だけでなく、政治や、非営利団体などの事例も取り上げ、活用方法の可能性、成功に導く原動力、キャンペーンの優位性、さらには課題についても言及する。また、ソーシャルメディアを中心としたブランディング、もしくは、ソーシャルメディアのセールス活用の可能性、そして、それは従来のマスメディア(とりわけTVCM主体のコミュニケーション)と比較した場合の効率性ついても検証する。

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