「bilibili」のKOL(インフルエンサー)を活用したマーケティング手法と事例について、アライドアーキテクツ クロスボーダーカンパニー長でVstar Japan代表取締役の番匠達也氏が語った。
中国でZ世代から熱い支持を集める動画共有サイト「bilibili(ビリビリ)」。弾幕(文字が横に流れていくコメント)が入る既視感のあるUIから、日本では中国版「ニコニコ動画」と称されるが、現在のbilibiliにおける視聴者体験は、元祖ニコニコ動画とはかなり方向性が異なる。また、bilibiliを軸に生まれるビジネスのエコシステムの在り方も独特だ。bilibiliでは、中国の他のソーシャルプラットフォーム同様、KOL(Key Opinion Leader)と呼ばれるインフルエンサーを介した広告が重要な収益源になっている。
2020年に入り、bilibiliは公式KOL広告プラットフォーム「花火」をリリースした。これに伴い日本では、アライドアーキテクツが8月20日に「花火」を活用した中国向けKOLプロモーション支援サービスの提供を発表している。具体的には、同社が提携する中国のマーケティング支援企業であるIMSとの連携によって中国国内のKOLを活用した広告配信を日本企業向けに提供する。また、連結子会社で動画クリエイターやタレントの中国進出を支援するVstar Japanを通じて、日本人KOLを起用した日本からの情報発信もできるようにしている。
bilibiliとは何か。bilibiliでKOL施策を打った企業はどのような成果を挙げているのか。アライドアーキテクツ クロスボーダーカンパニー長でVstar Japan代表取締役の番匠達也氏が2020年9月11日、オンラインセミナーにて語った。
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