DM(ダイレクトメッセージ)をきっかけとする消費者行動の実態とは。
SNSの中にはTwitterやInstagramの公開アカウント、公開ブログのように誰もがアクセス可能な「オープンソーシャル」のみならず、DM(ダイレクトメッセージ)や鍵アカ(特定ユーザーを除き非公開のアカウント)、LINE、Slackといった、外部から会話内容が見えにくい「ダークソーシャル」も存在します。
SNSマーケティング支援サービスを提供するホットリンクは2020年7月に、過去半年間で「LINE、Twitter、Instagram、Facebook、TikTok」のいずれかのSNSを閲覧したことがある人を対象にアンケート調査を実施し、「ダークソーシャルのユーザー行動」について調べました。同調査によれば、DMの利用率はTwitterで約35%、Instagramで28%。DMを利用しているInstagramユーザーの約55%が「DMをきっかけに消費者行動が起きたことがある」と回答しています。
Instagramユーザーに対してInstagramの各機能の利用経験について聞いたところ、「ストーリーズの投稿をきっかけに、シェア機能を使って友人にDMを送ったことがある」と回答した人は34.8%に上りました。
SNSには投稿を保存する機能があります。保存機能の利用傾向をSNS別に聞いたところ、Twitterユーザーでは「利用している」が25.1%、Instagramユーザーでは「利用している」が26.8%でした。保存機能を利用したことがある投稿の商品ジャンルは、TwitterとInstagramそれぞれで以下の結果となりました。特にInstagramにおいて、ファッション関連や化粧品で保存機能利用経験が多くなっています(注)。
※注:本設問について、購入頻度が少ないような商品ジャンルは低い回答率になる傾向があります。
人から人へと情報が拡散するSNSですが、企業がSNSを起点としたプロモーションを考える上で、このダークソーシャルの影響が無視できないものとなりつつあるようです。
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