新型コロナウイルス感染拡大がマーケティング活動へ及ぼした影響について、約160社に調査しています。
製品・サービスのマーケティング活動をファンと共に推進する「アンバサダープログラム」を提供するアジャイルメディア・ネットワーク(以下、AMN)は、新型コロナウイルス感染拡大が企業のマーケティング活動に及ぼした変化を捉えるべく、企業のマーケティング責任者・担当者159人にアンケート調査を実施しました。
最初に、新型コロナウイルス感染拡大がマーケティング活動へ及ぼした影響の有無を聞いたところ、「影響あり」と回答したのは156人(98%)でした。
内訳としては予算削減やリプランニング(75%)、プロモーション停止(75%)、商品/サービスの提供遅延(65%)などマイナス面の項目を中心にした回答が目立つ一方で、顧客とのコミュニケーション手法の変化(60%)、デジタルトランスフォーメーションの推進(37%)など、変化への前向きな問題意識も見られました。
投資を抑制した、または抑制する予定がある取り組みとしては、イベント/ポップアップストア(71%)、マス広告(46%)、店頭販促・分析(45%)、交通広告(45%)など、リアル接点における広告・販売活動に関する施策が主なものとなっています。逆に投資を拡大した、または拡大予定・関心の高い取り組みとしては、SNS活用/SNS広告(57%)、eコマース(35%)、オウンドメディア(34%)、動画活用(33%)、オンラインのイベント/セミナー/展示会(28%)、Web接客(28%)などのネット・デジタル関連の分野が多くなっています。
調査結果を受けてAMNは「新規の顧客獲得から既存顧客の満足度を高めること、ファンが何を求めているのか耳を傾けることで、求められる変化を把握するということがより一層必要」とまとめています。ピンチのときでも応援してくれるファンはブランドにとって最も価値ある資産。顧客のために何ができるか、何をしてきたかがコロナ禍で問われているのかもしれません。
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